毎年この時期なると、受験に取り組んでいる塾生たちの合否連絡が入ってきますが、今日も東京の私立に合格したという本当に嬉しい連絡を受け取りました。
塾生一人ひとりが、志望校への入学を果たすことは望外の喜びです。自分の指導がどれくらいの割合で合格に貢献したかは本当のところよくわからないのですが、塾生たちが、途中で投げ出すことなく塾に通い続けてくれた根気や、途中で投げ出さずに勉強を続けてくれた頑張りは、これからのその子の人生において必ずまた違う面でも実を結ぶはずだと確信する瞬間でもあります。
大学を卒業してから、いろいろと紆余曲折はあったものの、とりあえず社会人として30年ほど組織の中で働き続けてきた経験から実感するのは、何かを成し遂げることが大事なのではなく、何かを成し遂げるために日々の努力を投げ出すことなく続けることこそが大切だということです。
確かに、優秀な人材はいます。しかし、世の中にとっては優秀な人材よりも、努力を惜しまない人材こそが宝だと思います。彼らの努力こそが、長い目で見ると優秀な人材の閃きや輝きをはるかに凌駕して、組織や社会のがっしりと強固な発展の土台を築くのです。
日々の努力を続けた塾生がきっと社会で役に立つ人材になってくれると期待するとき、未来を担う子どもたちに指導できる自分の喜びと幸せを感じ、それが明日への活力になるのです。